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FASHION

コラムVol.71『ストリートに彩を』

 

「秋のイメージを変える」

肌寒くなり、人々の装いはすっかり秋使用になった。この季節に着たくなるカラーは、黒や茶色と、なんとなくダークで重くなりがち。しかし今年のストリートを彩るカラーは、少し違っているようだ。2017-18AWで注目なのは「ベイクドカラー」。くすんだ色合いで、原色やパステルカラーとは違ったロマンチックな雰囲気を持っている。秋色と言って思い浮かべる色に新たなジャンルが加わった。

 

「トレンドカラー」

「ベイク」は「焼いた」という意味で、その名の通りこんがりと焼いたような温もりがある。それがコーディネートにレトロ感を漂わせてくれる。まさにベイクドカラーはくすんだ色合いレトロ感を融合させた、トレンドを存分に楽しめるカラーといえる。

 

「新定番はピンク」

ベイクドカラーの中で注目すべき色は「ピンク」。ピンクと聞くと、ガーリーをイメージしがちだが、ベイクドピンクは甘すぎずレトロ感モードな雰囲気を添えることができる。またベロアやファーなどの素材とも相性がいいため、ストリートでは、シャツ、ニット、スカートなど大きめのアイテムで取り入れられることが多い。インパクトある素材でも、落ち着きのあるフェミニンなスタイルにまとめてくれる。さらに、グレーと合わせて甘めにしたり、黒を組み合わせて辛口にしたりと、色の組み合わせも万能だ。

 

 

秋冬で思い描く色は、もはや茶や黒などのダークカラーだけではない。普段では着ないような色も、ベイクドカラーによってなじみやすい色へと変化した。トレンドカラーをおさえてオシャレの幅を広げてほしい。