MENU

FASHION

【HOUGA(ホウガ)】2025-26年秋冬コレクション&来場者スナップ

 

2025年3月17日から22日、「Rakuten Fashion Week TOKYO(楽天 ファッション ウィーク東京)」2025-26年秋冬が開催された。今期は37ブランドが参加し、32ブランドがオフラインでショーを発表。

   

今回は池袋に位置する重要文化財の自由学園明日館にて発表された「HOUGA(ホウガ)」にフォーカスをあて、コレクションと来場者スナップを紹介する。

 

重要文化財にマッチする、エッジの効いたクラシックスタイルたち

 

HOUGAの「魔法」が私を解放してくれる

テーマに「Spell on my boundaries (私の境界に魔法をかけて)」をおいた今シーズン。この言葉はデザイナー、母親、一人の女性として様々な顔をもつHOUGAを率いる石田萌氏が自身に向けた言葉でもあり、HOUGAを纏う一人ひとりに対してのメッセージでもあるだろう。HOUGAの原点は「殻を破る」ための服。これには石田氏が人見知りであった幼少期の自分を救い、解放する力を与えてくれた"ファッション"への想いが込められている。誰もが大人になり、忙しい日々の中で「自分らしさ」を見失いかけ、孤独を感じることが多い時代。だからこそHOUGAは「自由に楽しめるファッション」を提案したいという。

 

2025-26年秋冬コレクションは、そんな石田氏らしいテーマだといえる。今期のテーマストーリーに、印象的な一説がある。

 

『服は、ただの装いではない。「私」という境界を広げ、この社会の中で、私として生きていくための魔法。

曖昧でいい。ちぐはぐでいい。「馴染めない」ことを恐れずに、私のままで、軽やかに生きていく。』

 

当たり前なんてない、自分らしく生きられたら世界は、もっと自由で、もっと優しくなる。ファッションに救われた一人の少女は大人になった、今、HOUGAを纏うすべての人の心を解放している。

 

コレクションはHOUGAらしいドレッシーで夢のようなルックが揃い、スペシャルライン「HOUGA Banquet」も初登場した。大きなフリルやチュール、トラッドなエッセンス、ベルベットから贅沢なシルクオーガンジーまで。日常に寄り添ったドレスアップスタイルを楽しめるHOUGAと、より高級感と高揚感を纏う、特別な日のためのHOUGA Banquet。いずれもHOUGAの「魔法」がかかった美しい一着一着に、ぜひ注目してほしい。