スタイルアリーナは一般財団法人日本ファッション協会が運営しています。

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2018.10.19

デザイナー合同展示会

  • Category FASHION

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 2018年10月11日(木)~12日(金)の3日間、日本服飾文化振興財団にて日本&海外を拠点とするデザイナーによる合同展示会「Chest Vol.3 2019SS」が開催された。

 

 今回この展示会に参加したデザイナーは、日本のみならず海外でも活躍する、Seiji INOUEPrincess HiromikitakikakuTSUKASA MIKAMI / ko hactionの計5名。デザインはもちろんのこと機能性にも優れた春夏らしいルックが並んだ。

 

 

Seiji INOUE

 

 テーマは「BE MIXED / 混在」。様々な文化が入り混じる、海に浮かぶ小さな島。旅で出会った人・街・島・自然のハートビートを表現。ケニアの小さな島、ラム島をイメージしたコレクション。インド職人による温かみのある技術の高い刺繍や、日本の伝統的なシャトル織機でゆっくりと時間をかけて丁寧に織られた生地を使用し、その情景を表現。ヴィタミンカラーの黄色やオレンジのワンピースやスカーフなどは、乾いた熱い夏の真っ青な空の下でさらりと羽織りたい。着ているだけで海の音が聞こえてくるような、パワーが感じられる作品だった。

 

 

 

Princess Hiromi

 

デザイナーがNYの弁護士時代に経験した、女性が洋服を纏うことの大切さ。「戦わずして勝てる」、21世の前進する女性のための服をデザイン。仕事場からリゾートまで活躍する、タイムリーでタイムレスな服を提供している。立体裁断なので、女性の体のラインを美しく映し出してくれる。

 

 

 

kitakikaku

 

東京を拠点とする服飾アクセサリーブランド。あらゆる文化を受け入れ、過去との秩序を保ちつつ進化を続けてゆく、過去・今・未来の「和」だけではない東京がテーマ。2019年春夏に選んだ素材は、「東京ピッグスキン」、「イタリアンコルク」、そして「京都西陣織」。驚くほどの光沢感をもつピッグスキンや、コルクを使用したバッグやアクセサリーは、本物のレザーを使用したのかと疑ってしまうほどの、高級感と触り心地。表では見えないような、細部にまでこだわったデザインには、デザイナーの熱い思いが感じられた。それぞれの素材の特徴を生かしながら、伝統的でモダンなアクセサリーが多く並んだ。

 

京都西陣織を使用したクラッチバッグ

イタリア産コルクファブリックを使用したクラッチバッグ

 

リング

(京都西陣織使用)

 

ネックレス

(イタリア産コルク)

東京産ピッグスキンを

使用したネックレス

 

 

TSUKASA MIKAMI

 

着る人や見る人に、新しい視点や価値を提供する「新しい日常服」をブランドコンセプトとしているTSUKASA MIKAMI。技のきいたパンツや、フリンジ、細かなプリーツを使用したシャツやトップスなどが展示されていた。素材にも裁断にもこだわった洋服は男女関係なく着用可能。

 

 

 

ko haction

 

 

服を名詞ではなく、行為を演出する動詞としてとらえ、デザイナーとして「素材の製造工程」や「造形」に見いだした可能性を、 常識にとらわれない手法でサポートし、 機能性と遊び心を創造する実験的な物づくりに取り組む。 伝統的な産地との連携から生まれたシルク素材による独自の技術を活用。ちりめん素材の特徴である軽やかな空気感や凸凹感の、心地よい肌触りをデニムのカジュアルな遊び心に織り込んだ「デニチリ」や、ko hactionレインウェアプロジェクト「紗のカッパ」は、シルクの紗織りでシースルーなのに水を弾く特許技術。肌にも優しく、機能性にも優れたものばかりが並んだ。

 

 

 

 

 

 

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