2018.08.19
コラムVol.97『“今年顔”バッグはPVC』
- Category FASHION
「ブーム到来」
最近、ストリートでビニールのバッグをよく見かける、という人も多いのではないだろうか?今年はそのビニールバッグが「PVCバッグ」としてビッグトレンドになっている。そもそも、PVCとはプラスチック(合成樹脂)素材のことである。2018春夏コレクションで、CHANELを筆頭に各ハイブランドがアウターからシューズ、バッグまで様々なアイテムで打ち出された。また、CELINEのクリアバックを海外のブロガーたちがこぞってSNSに投稿したことも大きい。中の小物をコーディネートして“映え”を狙うことができると話題になった。
「PVCの魅力」
PVCバッグ最大の魅力はコーディネートを邪魔しない“軽さ”。どんなコーディネートにも馴染む万能さがありながら、クリア素材ならではの涼しげな印象を演出することができる。しかも雨の時や夏のレジャーに迷わず持てるのも嬉しいポイントだ。そんな優秀なアイテムだが、PVC自体の原価は決して高いものではない。コムデギャルソンなどのハイブランドでも1万円ほどで手に入れることができる。価格の安さが流行の追い風ともなっていると言えるだろう。また、天然素材などと比べ、多少雑に扱っても汚れにくく、傷もつきにくい。お手頃価格でタフさも持ち合わせているとなればトレンドにならない訳がない。
「PVC化はバッグだけじゃない」
特徴はバリエーションの豊富さ。持ち手がレザー、バンブーハンドルの異素材の物や、ブラウンやイエローなど色付きのPVCが目立った。カジュアルだけでなく、テイスト問わず取り入れやすくなったと言えるだろう。また、バッグの中に巾着が付いている物も増えたため、中身を気にせず使うこともできるようになった。今シーズンはバッグだけでなく、ベルトやサンダル、ショートブーツなどにもPVCが使われるようになっている。
普段使いしやすい、価格が安い、耐久性があるなど、メリットが多く“今年の顔”といっていいだろう。あなたも普段のコーディネートに一点取り入れて、トレンド感を演出してみてはいかがだろうか。
【style-arena.jp】Street Style 担当
Street Style 編集部
Tokyo Street Style