スタイルアリーナは一般財団法人日本ファッション協会が運営しています。

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2018.07.01

コラムVol.93『小さめバッグの新星』

  • Category FASHION

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「ダサブームから心機一転」

 

 90年代に大ブームを起こした「ウエストポーチ」が、今季モードに昇華しカムバックした。当時流行ったのは主に裏原スタイルのファッションアイテムで、“ダサ可愛い”対象のバッグだった。しかし、再ブームをきっかけに、ウエストポーチの持つファッション性が注目され始め、今やジャンル問わず人気を集めている。

 

 

 

「“新星”小さめバッグ」

 

 ウエストポーチは、海外のブロガーやインフルエンサーがコーディネートに取り入れたことがきっかけとなり、そこからSNSを通じて人気に火がついた。このバッグは、年々人気を集めている”小さめバッグ”の一種だが、小さめバッグの代表というと、チェーンバッグやクラッチバッグなどがこれまでは主流だった。そんな中ウエストポーチは、抜群の新鮮さとコーディネートのし易さで、キラリと光る存在感を見せつけ、リバイバルに成功。また、ウエストポーチと並んで人気が右肩上がりのアイテムが「ベルトバッグ」。名前の通りベルトにバッグがついたもので、ベルトとボディバッグの良さを上手く融合したアイテムである。

 

 

 

「オシャレさと機能性を兼備」

 

 「ウエストポーチ」と「ベルトバッグ」の魅力は、何と言っても機能性だ。軽量且つコンパクトで、バッグ自体を体に巻きつければ両手を空けることが可能。特にスポーツ系アイテムとの相性が良く、近年人気のスポーツスタイルとも難なくマッチする。ジャケットやワンピースなどの上に、ベルト感覚でそのままONするだけで良い。いつもの服がまた違った一面を見せてくれる。

 

 

 

 

 ベルトの長さを調節すれば、ベルトバッグとしてだけでなくクロスボディバッグやクラッチバッグとしても使用可能。このベルトバッグやウエストポーチの持つ高いファッション性は、一大リバイバルブームを巻き起こしたに相応しいと言えるだろう。コーディネートの限界を知らない2つのバッグは、今後も新星万能アイテムとして重宝されるに違いない。

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