2018.04.17
KIRE・KIRE・TEN -現代の民族衣装-
- Category FASHION
ファッションデザイナーと繊維企業とのコラボレーションによって誕生した「KIRE・KIRE・TEN」は、その名の通り、布(キレ)そのものに深くフォーカスした、布から表現する”現在の民族衣装”展。モード・ファッションの分野で活躍する気鋭ブランドから、本企画でデビューする新進ブランドまで、総勢20ブランドが集結。池袋・パルコミュージアムにて4月6日(金)~23日(月)の18日間にわたって展覧会を開催している。参加デザイナーたちは日本国内の各地に点在する産地の工場へ自ら足を運び、絞り染めやニードルパンチ、プリントといった様々な手法で、素材の布そのものにこだわった作品を展示。
また、新進ブランドデザイナーの展示ブースでは、「お祭り」をテーマに、提灯やわなげなどの演出によって幻想的な空間を演出。デザイナー同士で同じ工場を使用しているにも関わらず、全く異なる作品に作り上げられたのは、布に着目したからこそ。普段表舞台ではなかなか登場してこない産地の工場にも焦点を当てることで、デザイナーの意向と工場との間で繰り広げられるドラマが見られた。施す加工によって顔を変える布(キレ)に着目するからこそ、ファッションにゴールなどないと改めて感じさせられる。「現代の民族衣装」とは一つとして同じものは存在せず、その可能性は無限大なのだ。
参加ブランド(デザイナー)
HATRA(長見佳祐)/ KOTONA(山下琴菜)/ mikio sakabe(坂部三樹郎、シュエ・ジェンファン)/ PERMINUTE (半澤慶樹)/ RYOTAMURAKAMI(村上亮太)/ SOSHIOTSUKI(大月壮士) ANNA KOJIMA(小嶋杏奈)/ ayatsunemi(常見彩耶)/ BIRDMAN(シュエ・ジリン) CHIHARU EGAMI(江上千晴)Fumiku(林史佳)/ HIROKO HASEGAWA(長谷川博子) LIMTWEA(イム・トゥエ)/ maimori(森麻衣)/ medetasy(石田萌)/ natsucoendo (遠藤夏子)/ PITECAN THROPUS(大橋佳奈)/ Re:quaL≡(土居賢哲)/ Seiran Tsuno(津野青嵐)/ 渡辺未来
(渡辺未来)
詳細
● 期間:2018年4月6日(金)~23日(月)10:00~21:00(入場は閉場の30分前まで/最終日は18:00閉場)
● 会場:パルコミュージアム(池袋パルコ 本館7F)
● 入場料:一般500円/学生400円(小学生以下無料)
● 主催:パルコ
● 協賛:吉田染工
● 協力:遠藤繊維工業/奥田染工場/笠盛/久野染工場/妙中パイル織物/Tex.Box/トシテックス/ファイブワン/
ワダノブテックス
● 企画コーディネート:糸編(セコリ荘)
● アートディレクション:大橋 修(thumb M)
● 企画制作:亜洲中西屋/パルコ
お問い合わせ
パルコミュージアム( TEL:03-5391-8686/ HP:www.parco-art.com)
【style-arena.jp】Street Style 担当
Street Style 編集部
Tokyo Street Style