2018.01.16
コラムVol.78『今季のマストアウター』
- Category FASHION
「チェスターに代わる万能アウター」
今季の旬アウターの共通点は“オーバーサイズ”。ロングはもちろん、ミディアム丈など、あえてアウターにボリュームを持ってくるのが今年らしいシルエットだ。そして、ダウンコートやキルティング、ボアジャケットなど、温かさを重視したデザインが人気の今季。中でも温かさと一枚で様になる今年の万能アウターは「ガウンコート」。その名の通り、ガウンのように落ち感のあるシルエットで、同布のベルトが付いているアウターを指す。チェスターコート人気も落ち着きが見え始め、ネクストブレイクはガウンコートで間違いない。
「ガウンコートの魅力」
ガウンコートの特長はすっきり見えるシルエット。ロング丈でも着膨れせず、どんなボトムスにも合わせられる。また、同布のベルトが付いている事でウエストマークができるのもメリット。ウエストマークするだけで全体のバランスがとれるため、トレンドのボリューム感あるボトムスでも合わせやすくなる。腰上で結べば、ワンピース風にイメージを変えてコーディネートの主役にもなれるだろう。
「ストリートでの着こなし」
ストリートではベーシックなタイプはもちろん、ヴィンテージのチェック柄やビビットなカラーも目立つ。原宿などの古着屋では70年代に使用されていた、リアルな部屋着ガウンも店頭に多く並び、人気の理由が伺える。この豊富なラインナップによって、モードからカジュアルまで様々なスタイルに取り入れられている。着こなしとしてはベルトを後ろでラフに結んだマニッシュな着こなしが、カジュアルさとこなれ感を演出できるスタイルとして人気だ。
“防寒重視で存分にオシャレを楽しめない”、という人にも是非取り入れてほしいのがガウンコート。ワードローブに一着あるだけでコーディネートの幅が広がるこの万能アウターは、チェスターコートに代わる冬のマストアウターとなるだろう。
【style-arena.jp】Street Style 担当
Street Style 編集部
Tokyo Street Style