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ブラウンファミリーの新色、テラコッタ

ブラウンファミリーの新色、テラコッタ01

 

 昨年冬頃よりファッションの人気色として台頭してきたブラウン系。ライトブラウン、こげ茶、赤みの茶、キャメルなど幅広いブラウン系が登場しました。なかでもキャメルのウールコートの大ヒットは記憶に新しいところでしょう。

 これらのブラウン系、特に濃いめのトーンは大地の色にちなんで「アースカラー」と呼ばれ、70年代初め〜半ば頃に流行色となりました。時にはカーキやオリーブも含めてそうよばれることもあります。昨年からのボヘミアン、70年代調ファッションの浮上とも関係しているといえます。

 ブラウンファミリーの新色、テラコッタ

 この春夏でも引き続きブラウン系人気が継続する中で、ブラウンのファミリーとして新たに注目されているのが「テラコッタterracotta」。イタリア語で焼いた土という意味ですが、植木鉢によくみる赤土の素焼きのようなくすんだ赤みのブラウンといった色になります。

 赤土にちなんだ色名は色々とあり、土の産地の名前を入れたものが多く、ベニスの赤土にちなんだベネチアンレッドや、インドのベンガル地方の土にちなんだ弁柄(べんがら)色などがあげられます。

 

一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA http://www.jafca.org/