2017.01.30
コラムVol.41『adidas人気健在』
- Category FASHION
■安定した人気
ニューバランス、ナイキ、ヴァンズ…。目まぐるしく変わるスニーカートレンド。中でもここ2~3年で支持率を上げたスニーカーと言ったら「adidas」だ。ストリートでの着用者数は一時のニューバランスブームを凌ぐ勢い。2017年も安定した人気を保つだろう。さて、今回はストリートで着用が多かったモデルから歴史まで紹介しよう。
■Stan Smith
“世界で一番売れたスニーカー”と呼ばれているこのモデル。もともとはテニスシューズで、ベロの部分に描かれているのがモデル名となったテニスプレイヤー、スタン・スミスだ。革製で、adidasの代名詞“3本ライン”が通気口でデザインされているのが特徴。そのミニマルさが人気となり、近年では「RAF SIMONS」や「HYKE」などと相次いでコラボモデルを発売したが、今年も人気は健在だ。
■Superstar
定番中の定番で、バスケシューズとして生まれたモデル。adidasのスニーカーといえばこれを思い浮かべる人も多いはず。特徴は何と言っても“シェルトゥ”と呼ばれる爪先で、丸みのある貝殻のようなデザインが“Superstarらしさ”の所以だ。また、Superstarの象徴とも言えるスリーストライプスをも白にしたオールホワイトもよく見掛けるようになった。一見シンプルだが、Superstarならではのディテールが表情を生み出し、着こなしにも抜け感を加味できる。
■History of adidas
そもそもは1960年代頃に初めて発売されたこれらのモデルだが、ファッションアイテムとしては80年代に最初の大ブームを迎えた。伝説的なHIP-HOPアイコンである「RUN-DMC」が着用したことで、HIP-HOPを始めとしたサブカルチャーシーンで人気に。今でも80sヴィンテージのSuperstarは多くの人の憧れの的となっている。
群雄割拠のストリートスニーカーシーンの中で、抜群の存在感を示したadidas。ガンガン履きつぶせるものから、一生物のリュクスな一足まで揃うラインナップ。現在では、どんなスタイルにも合わせやすい靴として評価され、カジュアルはもちろん、モードスタイルの外しにもハマる。歴史あるブランドがここまで支持されるのは、本当に良いものを作り続けてきたからだろう。
【style-arena.jp】Street Style 担当
Street Style 編集部
Tokyo Street Style