Y2Kブームに乗ってローライズ・ジーンズが復活するとともに、パンツのシルエットもフレアなモノが増え、さらにはカーゴパンツ大ヒットの影響もあり、ここ数年ボトムパンツは、裾だけでなく全体的にワイドな傾向が続いています。
コレクション情報などでは、そろそろタイトフィット&スリムに回帰するのではとの予想もありますが、ストリートではまだまだワイド化が収まりそうもありません。むしろ、靴が隠れるほど超ワイドなパンツもよく見かけるようになりました。
過去に遡ると、70年代はベルボトムジーンズやパンタロン、ブーツカットなど、何度か裾が広がったワイドパンツが流行したことがありますが、80年代以降はラッパーやスケーターがファッションをリードし、ダボダボのルーズフィットパンツを、いわゆる「腰パン」で履くスタイルが流行しました。
現在のワイドパンツは、ルーズフィットでありながらもキレイに裾まで広がった、両者のいいとこ取りといった面もあります。
しばらくはこのパンツのワイド傾向、定番になり続きそうな予感がします。
This time story coverage : Photographer & C0.Director : Tetsuya Hineno, Director : Serena Ono