コウエンジャー2025
@高円寺
高円寺には独自のファッション文化があり、2012年にも一度特集をしていますが、10年以上経った今、この街の人たちはどう変わったのか、または変わっていないのかを調査しながら撮影してきました。
参考:バックナンバー「コウエンジャー(高円寺ルック)」2012年4月 https://www.style-arena.jp/newtribe/2012/36
下北沢が再開発され新しい街へと生まれ変わったのに対し、高円寺は駅前の商店街こそ多少店が入れ替わりましたが、街並みとしては10年経ってもほぼそのままです。
高円寺PAL商店街〜高円寺ルック商店街へと続くファッションのメインストリートは、奥(新高円寺側)へ行くほどマニアックな店が増えることも相変わらずですが、エスニック系の店が少し減ったような気もします。
BIG TIME、Small Change、Little Trip to Heavenという古着の人気店も健在。ただ、2nd STREETのような新勢力がPAL商店街に新しい店舗を出してきたのも気になります。
お店のオープン時間が遅いのも高円寺の特徴。12時の時点ではルック商店街はほぼシャッターが閉まり、14時ごろにようやくオープンする店も...
行き交うオシャレさんも、夕方になるにつれ増えて行きます。個性的な人が多いのは相変わらずで、そのまとまりの無さが高円寺っぽいとも言えます。
外国人も以前から多いですが、欧米の人だけでなく、アジア圏から来た人もだいぶ増えていました。
今回お声がけさせていただいた皆様は、全員PAL商店街〜ルック商店街にいた人たちですが、やはり個性的な人が多く、またそれを自ら楽しんでいるように見えました。
中には、「オシャレをする上で気をつけていることは?」との問いに、「電車で隣で座られたくないような感じ」と答える人までいました。
このロック魂とも思える反逆の精神が宿ったファッションが、世代を超えていつまでも高円寺の文化としてつづいて欲しいですね。
The staff for this project are :
Director : MAiKO Ishio Photographer : Tetsuya Hineno