昨年から徐々に増えていた肌見せコーデですが、今年の夏のストリートではY2Kファッションと相まって、空前の大ヒットとなりました。
へそ(腹)出しだけでなく、カットアウトして肩や背中、横腹、脚などを見せたり、クロップドトップスにローライズドボトムス、または腰履きしてローライズ風に見せるなど、多種多様な肌出しが見られたのも今回の特色です。
2000年前後の渋谷全盛期にいた茶髪の黒ギャル(なんと当時ギャルの間で大流行していたブランドROXYの小物まで用意)がそのまま抜け出してきたようなコーディネートから、今季トレンドのカーゴパンツやショートレザーパンツで肌見せ、はたまたパンクやゴスファッションに至るまであらゆるファッション分野で肌見せがヒットしてるようです。
この流行には、少なからずボディメイクブームも影響しているようですが、意外に太めのお腹を堂々と出している人もいます。
これは、2000年前後の流行時には見られなかったもので、もはやファッションは異性にモテるためのものではなくなっていることを意味します。ストリートで聞いたアンケートでも、「オシャレをする上での注意点」という質問に、「自分が着たい服を着る」と答える人がとても増えています。モテ系ファッションが「異性ウケ」から「自分ウケ」へと変化したのでしょうね。自分の気分が上がる服が一番ということなのでしょう。
This time story coverage : Director & Photographer : Tetsuya Hineno, Director : Yuri Suzuki, Assistant & Co.Director : Serena Ono, Iri Kawaguchi