昨年以来、新型コロナウィルスによる自粛要請により、多くのイベントが中止となり、ファッション界でもコレクションを始め様々なショーや展示会に影響が出ています。和服もまた例外ではなく、多くの年中行事が取りやめになる中で、着る機会もめっきり減ってしまったようです。
また、その最も華やかなイベントである初詣や成人式にしても、2021年年明け早々から緊急事態宣言が発令されたため、予定されていた行事や式典が次々と中止。成人式にいたっては都内23区で唯一杉並区のみが予定通りに開催(昭島市、国立市、武蔵村山市、福生市、瑞穂町は開催)しましたが、他の地域はすべて、中止もしくはオンライン開催、延期のいずれかとなっていました。
そんな中、渋谷区、中野区が3月に延期開催。大学生の卒業式シーズンとも重なり、都心でもチラホラと華やかな着物姿が見られ、遅ればせながらやっと年が明けた気分が味わえました。
このような状況ではありますが、今しか見られない着物とマスクの組み合わせを楽しむ人たちも現れています。
今回は、晴れ着とマスクのコーディネートを積極的に楽しむ人たちを特集します。
尚、撮影に当たっては、スタッフもマスクを装着し手を消毒した上で、被写体の方々と2〜3mの距離を取り行っています。アンケートも中止しているため、コメントはすべてスタッフの主観によるものです。
This time story coverage : Direct by T. Hineno, Photo by Aya Ishii