今回は、久しぶりに大きなトレンドとして広がりそうな「スチームパンク」を先月から引きつづき特集し、日本流のアレンジが効いているもの、オリジナリティーが高いものに絞ってご紹介する。 日本のアンダーグラウンドシーンでスチームパンクが広がるきっかけをつくったのが、「スチームガーデン」というイベント。このイベントは2012年4月13日に第1回が開催された。主催はI AM STILL IN THE HAZEというバンドのヴォーカリストKENNYさん。 では、なぜ今、スチームパンクのイベントを日本で開催するようになったのだろうか? Kennyさんはもともと自作で様々なパーツを作るSteampunkの愛好家でもあったが、欧米に比べ日本でのスチームパンクの認知度は低く、まずはそれを広めたいという想いがあったようだ。日本には高いレベルの技術者やデザイナーなどがいるため、その人たちを巻き込むことで、もっと精巧で凄いものが生まれるはず。また、日本人はアレンジ能力に長けているため、いずれはスチームパンクをもっと広い世界観のカルチャーへと導いてくれるのではないかと期待されている。