2021.02.07
コラムVol.132『アウター界のニューフェイス』
- Category FASHION
■つづく流行回帰現象
ここ数年の冬アウターはボア、ムートン、ファー、ダウンなどがトレンドに浮上し、流行回帰する現象が続いていていた。多くのアイテムが再ブームを巻き起こす中、20−21A/Wでは袖のないアウターとして、ケープコートやポンチョが7~8年ぶりに回帰した。ストリートにもじわじわと浸透し始め、定番とまでは行かないが、多くのファッショニスタが注目している。
このアウターが再び流行った背景には、現在進行中のミニバッグブームがあると言われている。ケープコートやポンチョには袖がない為、大きな荷物を肩にかけてから羽織ると、シルエットが崩れ、上から肩にかけることも難しい。ハンドバッグやミニバッグが定番になったことで、全体のバランスを崩さずに着こなすことができるようになったのだ。
表参や代官山で見られたコーディネートには、個性的な物が多く、ニットワンピースのような形のポンチョや、マントのようなデザインまで幅広い。ニット素材とはいえ、アウターを上から着ることなく、ポンチョやケープがそのままアウターとして機能している。銀座では品があるデザインの物を着用し、キレイめですっきりとした組み合わせが印象的だった。
やや厚手のニットの上から着用しても中でもたつかないこと、シルエットがIラインではない為、体系カバーが簡単にできることも注目を集めた理由の一つだろう。来季はポンチョやケープコートがよりストリートに定着していく予感がする。
1
2
3
4
5
9
10
11
12
13
15
16
17
18
19
20
21
24
25
27
30
32
37
38
41
42
45
46
47
50
51
63
64
66
67
70
71
72
74
76
78
79
80
82
83
88
89
92
93
94
95
97
98
99
108
111
114
115
118
119
120
121
122
124
125
126
127
129
132
133
135
136
137
138
140
142
143
146
147
151
152
156
157
158
159
165
167
169
170
172
173
174
175
176
177
178
180
181
182
183
184
185
186
188
189
190
191
192
193
194
196
197
198
200
201
204
206
207
208
209
211
212
213
216
221
223
224
225
226
227
229
230
233
234
235
237
238
239
240
241
242
244
245
246
249
251
252
253
255
257
258
260
261
262
263
264
265
266
268
269
271
272
273
274
276
277
279
281
282
283
284
286
287
288
293
297
298
300
301
302
303
306
307
308
309
310
311
312
313
315
317
318
319
320
322
323
324
326
327
328
330
332
333
334
335
336
337
339
340
342
343
344
346
347
349
351
352