女性の持つ複雑さや二面性、服に宿る驚きや共感をファンタジックな世界観で表現しているセレクトショップ。店内ではクリエイティブユニット"magama(マグマ)"による什器が非日常の世界観を演出している。
ファッションの中心地、ラフォーレ原宿の入り口に構えるセレクトショップ"WALL"。"東京"をコンセプトに人・商品・空間で様々な表現を行っている。
2014年6月にリニューアルし、杉山純氏と宮澤謙一氏によるクリエイティブユニット "magma(マグマ)"による什器が、白を基調とした店内に広がっている。レジカウンターも"magma(マグマ)"ディレクションによるものだそうだ。 またシンボル的存在であった大きな壁は改装後も健在しており、今は、映像演出家 中田拓馬が手がけるプロジェクトマッピングを楽しめる。
同ショップの代表ブランドともいえる" NOZOMI ISHIGURO "や" MIKIO SAKABE”などの 東京ブランドをはじめ、国内外のクリエイションの高いブランドをセレクトしている。また先見の目でセレクトした海外ブランドの期間限定展開や、若手ブランドのピックアップにも力を入れているなど、"究極の平場"と称した店内は、常に変化があり東京の今を感じることができる。
日本のTUNE"や"FRUiTS"、韓国の"CRACKER"などのスナップマガジンも置いており、 アジアのファッションカルチャーを発信し続けている。東京の今を感じることのできるWALLが、アジアのアイコンショップになる日も近そうだ。
(文・写真/伊藤 大)
2014年8月20日