“アナログ”をテーマに、言葉 (word) のように直に感じて欲しいという思いを込め名付けた店名 ”The words”。その名の通り、ここに置いてあるアイテムは、レディスとメンズ、ヴィンテージとセレクトが入り交じってはいるが、どれも手作業感が残るオリジナリティのあるものばかり。
実はオーナーの岡田さん、以前は高円寺の人気店MAD TEA PARTYのオーナーであったが、しだいにSNSや通販サイトなどインターネット販売が主流になりつつあるのを感じ、店舗のあり方にも疑問を持ち始めたという。
前店舗では、当初凝った内装やアーティスティックなディスプレーなど、お店全体で雰囲気を作り、その空間に合ったものだけを置いていたが、今回のThe wordでは、よりアイテム自体にスポットが当たるよう、一見シンプルだが、よく見ると細かい気配りがあり、なんとなく落ち着くようなアナログ的温もりを感じさせるインテリアとなっている。手塗りのような風合いの壁などは、わざわざオリジナルで壁紙を作ったのだという。
また、店内で流す音楽も、音楽プレイヤーからAMに変換した電波を飛ばし、古い真空管ラジオで流すというこだわりよう。
取り扱うアイテムは、正直、すべて自分が気に入ったものだけ。着てくださる皆様にも真っ新な気持ちで気に入っていただけたら嬉しいと岡田さんは語る。
ぜひ、お店で実際に手を取って、そのディテールや質感などを直に感じ取って欲しい。
(文・写真 / 日根野哲也)