渋谷・神南地区に2012年にオープンした「Sullen Tokyo(サレン トーキョー)」。
ソリッドな無機質さと生き物のような温かみ。そんなハイブリッドな、“服屋”としての新しい在り方を体現しているショップだ。
店内はシンプルでインダストリアルな雰囲気をベースに、床やテーブルなどの什器にウッド、ホワイトを用いてナチュラルさを演出。商品はアメリカから買い付けたused、vintageがメインだが、ヨーロッパのインポートブランドもセレクト。商品セレクトからレイアウトまで、様々な要素を貪欲に取り入れているが、決してバラバラにならず、有機的に交りあっている。独自の審美眼によって生み出される“Sullenの世界観”が、感度の高い渋谷の男性に支持される理由だろうか。
特に売れ筋のアイテムはvintageアイウエア。職人の手によって1点1点レストアされた珠玉のアイテムだ。古いものを尊重しながら、新しい価値を創造していきたいという、「温故知新」の思いが感じられる。
2000年代前半の「古着ブーム」の頃の“古着屋らしさ”を継承しながら、それに留まらない進化を続ける「Sullen」。いつ行ってもアップデートされた感覚が味わえる、「通わずに居られないショップ」と言えるだろう。
(文・写真/生駒 奨)
2015年2月18日
sullen (サレン)
住所
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-13-12 神南ハウス 2F
電話番号
03-6416-1312
営業時間
12:00-21:00
定休日
無休
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