スタイルアリーナは一般財団法人日本ファッション協会が運営しています。

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2020.04.14

『緊急事態宣言後初の週末を調査 "自粛要請の効果"』

  • Category CULTURE

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アパレル・飲食・娯楽がなくなった街並みと、人々の往来の差

 

 2020年4月7日、世界的なウイルスの拡大を危惧し、都内で緊急事態宣言が発令された。「外出自粛要請」が引き続き行われ、営業などにも制限がかかってから初の週末。スタイルアリーナではスナップを実施している都内5地点を中心に、宣言後初の週末の街並みを調査した。

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 12:03 原宿駅(表参道口)

新庁舎が開業されたばかりの原宿駅。若者達の楽しそうな人声は全く聞こえず、オープンしたばかりの@cosmeストアにも明かりはついていなかった。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 12:08 原宿竹下通り入口

中高生を中心に、外国人たちのフォトスポットでもある竹下通り。呼び込みの声もなく、シャッターや規制線が目立つ。営業を続けるドラッグストアやコンビニにも列はない。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 12:17 ラフォーレ原宿

休日ともなれば渡るだけでも一苦労なラフォーレ前交差点。普段は人混みであまり見えない交差点の白線や向かい側の通りもはっきりと見渡せる。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 12:24 原宿ローソン

土日はいつも多くの人で賑わうローソン周辺も自粛モードで人通りはかなり少ない状態。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 12:30 裏原通り(エッグスシングス前)

平日休日問わず行列が絶えない大人気パンケーキ店にも大きく影響した。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 12:38 原宿キャットストリート

原宿で有名なキャットストリートも人通りは少なく、ここは本当に原宿か?と思うほど。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 12:50 表参道ヒルズ

様々なイベントのフォトブースが立つことが多い表参道ヒルズ入口も、規制のチェーンで立ち入ることすら許されない。土曜日とは思えない重苦しい空気が漂う。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 13:03 キャットストリート(渋谷方面)

人の往来が絶えないキャットストリート。名物のたこ焼き屋も営業をしていない。今まで見たことのない異様な光景だ。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 13:29 渋谷ハチ公前

いつも人で囲まれているハチ公も今日はどことなく寂しげ。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 13:42 渋谷駅前

駅前のスクランブル交差点でも普段と比較すると、相当人は少ないが、思ったよりは多い印象。特に若いカップル、男性同士、女性同士のグループが目立ち、まだ外出自粛要請の効果が完全には発揮していない事が伺える。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 13:50 SHIBUYA109

休館を決めたSHIBUYA109。最先端の流行を発信する渋谷の象徴も若者たちの声は聞こえず、コロナの影響を強く感じる。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 14:08 東急東横線電車内

移動中の電車内。乗客はほぼいない状態で、一車両貸切のような状態に。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 14:17 代官山駅

休日のお出掛けスポット代官山。自粛要請の影響から駅前のカフェや路面店も軒並み営業を取りやめている。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 14:31 代官山アドレス

ベビーカーや子連れなど親子での姿が微笑ましく、憩いの場ともなっている代官山アドレス。多くの店が明かりを消し、子供達の笑い声も聞こえてこない。ただ、周辺の通りでは何組ものデートを楽しんでいるカップルが散見された。ほとんどのお店は閉まっているのに??

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 15:20 銀座

多くの人で賑わう週末の歩行者天国も中止に。いつもの銀座の面影はなく、和光の時計が物悲しく映る。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 15:35 有楽町駅

イベントスペースでもある駅前の広場は閑散としていて、待ち合わせやメディアのインタビュー姿もない。

 

 

Photo:Toshiyuki Maegawa(@toshiyuki0710)

4/11(土) 15:53 東京駅

日本の首都、東京のメインステーションとは思えないほど、人の往来がない。延期となったオリンピックのカウントダウンタイマーが虚しく映る。

 

 

まとめ

 緊急事態宣言の発令を受け、全体的には人通りが少なく自粛が浸透していると感じる。しかし街によっては予想以上に若いカップル、家族連れ、友人同士で都心に出掛けている人が多い。危機意識を感じない、楽し気な表情を見ると、コロナの影響で人通りが少なくなった現象をまるで楽しんでいるように感じる。また、「自分には関係ない」、「感染なんかしない」そんな思いも透けて見えてしまい、大変残念な気持ちになった。強制力がない“要請”だとこれが限界なんだろう。

 

 この春の心地よい気候を楽しめないのはあまりにも残念で無念。終息の兆しが見えない現状だが、早くピリオドが打たれ、賑やかな東京の街が戻ってくるのを待つばかりだ。

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