新型コロナウィルスの猛威により一時中断していたこのコーナーでも、2年前から学校に協力していただきながら撮影を再開。
最近では、ストリートでも若年層を中心にマスク姿は減り、イベントやファッションショーも再始動の動きが活発化しきているため、この3年の間に日本の個性派ファッションはどう変わったのか?または変わっていないのか?を調べるため、原宿の裏路地などを中心に歩き回ってみました。
竹下通りから表参道は、予想通り外国人が多く、渋谷や銀座と同じように観光客が目立ちます。その中で特にアジア系の外国人たちがオシャレになったのを感じます。返って日本人の方が平凡に見えるほどですね。
では、日本人のオシャレさんたちはいなくなってしまったのかというと、ちゃ〜んといました。ただし、以前よりさらに奥地へと向かっているようです。URAHARAの細い裏路地やOKUHARAと呼ばれる千駄ヶ谷寄りの方面へと人やお店が移動しているようです。
一般のストリートで流行している「Y2Kファッション」のアンダーグラウンド版も期待していたところ、こちらもちゃんといました。当然今の10〜20代はリアルタイムでは見ていないはずですが、古着や家族から譲り受けたアイテムを組み合わせて、2000年代当時流行していたゴシック&ロリータやパンクなどのテイストを入れながら、ゴリゴリではなく、現代風にすっきりコーディネートしています。
また、コロナ禍にヒットしてきたアウトドア&スポーツ系のアイテムを組み合わせた、いわゆるテック系や、ジェンダーレスファッションも、一般のストリート同様、個性派たちの間でも人気のようです。
This time story coverage : Director & Photographer : Tetsuya Hineno, Assistant & Co.Director : Serena Ono