ファストファッションの広がりにより服は大量生産、大量消費が当たり前となってしまっている。また、服にお金をかけず、趣味や娯楽・食事・通信料などに小遣いの大半を使う人も増えていることから、服の価値はどんどん下がり、服に興味の無い人まで増えている状況だ。
そんな状況に逆風を吹かせようと立ち上がった1人のファッションデザイナーがいる。長年カルバンクライン、フェラガモ、グッチ、ダナキャランなどの海外ブランドで活躍してきた袴着淳一氏だ。
袴着氏は時が経っても価値が下がらず、逆に時が経つにつれ価値が上がって行くような服作りを目指そうとしている。海外で活動してきたからこそ、日本の良さも分かるという同氏は、まずは「日本」ということにこだわり、デザインのモチーフにも海外で一番興味を持たれている日本のファッション、「ロリータファッション」を選んだ。縫製も国内で行い、極力精度の高い「日本製」の製品を目指している。
今回は、袴着氏が10月17日に行った「ロリータLIVE ART インスタレーション 1st お茶会」に参加した人の中から、選抜した8人をご紹介する。