2000年前後から日本のアンダーグラウンド・ファッションが世界で注目を集めるようになり、海外のデザイナーたちも、日本 (特に原宿)のストリートからヒントを得たデザインをするケースも増えてきた。
実際に、その頃から海外の有名デザイナーたちが原宿でストリートウォッチしている姿もたびたび目撃されている。
特に2005年から2010年あたりまで、ゴシック&ロリータやage嬢、フェアリーデコラ、メイド、森ガールなどなど、明らかにそれとわかる要素を取り入れたコレクションを展開するデザイナーが複数現れ、海外コレクションは一種の日本ブーム的な様相を見せていた。
現在では、海外のデザイナーたちが、以前のようにわかりやすく日本のファッションを取り入れることは無いが、細かく観ると参考にしている部分がかなりあることが窺え、未だ注目していることが分かる。
では、なぜ日本から次々と新しいファッションが誕生してくるのだろう?
1つには、治安がよく、どんな格好をしていても危ない目にあうようなことはないため服装が自由だということ。もう1つ、日本は洋装の歴史が浅いため、トラディショナルな服装ルールが浸透していないことで、平気で常識破れなコーディネートができるからだろう。
今回は、そうしたルールにとらわれない日本のファッションが一同に介すアンダーグラウンドイベント「ARTiSM MARKET」から、参考にしたい新しいファッションをしたNew Tribeな人=New Triberたちをご紹介する。