日本へロンドンパンクのムーブメントが上陸したのは70年代末。以来30年以上に渡り、パンクファッションは日本の若者たちの間にも浸透し、少しづつ日本の独自性を打ち出しながら、さらに進化を遂げている。 ゴスパンク(ゴシック+パンク)、ロリパン(ロリータ+パンク)と呼ばれるゴシック&ロリータから派生したパンクも記憶に新しいが、5〜6年前からは、フェアリーデコラやマンガ・アニメ系とのMIXによって生まれた、日本独自の新しいパンクファッションも登場してきている。 特にここ1〜2年のきゃりーぱみゅぱみゅ効果で、派手で奇抜なスタイルが勢いづき、パンクファッションにも少なからず影響を与えているのだろう。 原宿だけでなく、下北沢やその他の地域にもその動きは広がっている。もはやパンクファッションの象徴であるスタッズはメタルではなくゴム。チェーンや安全ピン、ブレス、リングといったアクセサリーもプラスチック製のものが増えている。色もブラック一辺倒から、まるでマンガのキャラクターのように派手でポップな色づかいも珍しくない。