昔から高円寺というと、ミュージシャンや、劇団員、若手芸人、アンダーグラウンド・アーティストなどの溜まり場というイメージが定着しています。 また、高円寺にいるそういった人たちが創造する作品たちは、近寄りがたい崇高なものではなく、どこか庶民的で親しみやすいものが多く、昭和の薫りを色濃く残すこの街の雰囲気にもピッタリと合っています。そのため、もともといる住民たちの生活・文化にも違和感なく、すんなりと溶け込んでいるのです。 ファッションもまた、ノスタルジックな部分と新しい部分が、お互いに否定し合うことなく共存しているという印象。 ヒッピー、ロック、フォーク、パンク、テクノ、ソウルといった70〜80年代ミュージック系スタイルが多く、一見まったく違うスタイルであっても、なんとなくこういった音楽からの影響が見え隠れするのが、高円寺スタイルなのでしょう。