2018.04.23
コラムVol.89『TGCの来場者から見る、2018S/Sトレンド』
- Category FASHION
「2018S/S大本命の柄」
ギンガムチェックや花柄など、春には多くの柄が活躍するが、2018S/S大本命は「ドット柄」。流行に敏感なTGC来場者は、こぞってこの柄を身に着けていた。ドットは直径が大きいものから順に、コインドット、ポルカドット、ピンドットと種類がある。中でも圧倒的人気を集めたのは、一番小さな「ピンドット」。一見目立たないように思われがちだが、逆に主張の弱さが全体の雰囲気を柔らかくし、軽やかさを演出する。その為、重くなりがちなモノトーンコーデでも、春らしいコーディネートにまとまるのだ。レトロ可愛いピンドットは、2018S/Sのマストな柄として目が離せない。
「気分はヒップホップ」
日に日に暖かさが増し、肌見せをしたくなる季節。オフショルやVネックなど、トップスの選択肢はたくさんあるが、今回のTGC来場者に多かったのは“Tシャツ”。中でもデザインがポップな「ロゴT」が人気を集めている。印象的だったのは、モノトーンでクールなものよりも、思い切って赤や黄色などの派手なカラーリングに挑戦していた。最近では、ロゴのデザインがヴィンテージ調のものが多い為、派手な色味の方がよく映える。90年代ヒップホップブームのリバイバルを感じさせるアイテムだ。
「新鮮な差し色」
ここ数年で季節に関係なく、差し色がどんどん鮮やかになっている。そして多くのTGC来場者が着こなす差し色は「グリーン」だった。グリーン系と言ったら“カーキ”が長いこと不動の地位を保っていた影響で、グリーンが注目される機会はそこまで多くなかった。しかし、鮮やかなグリーンが、トレンドのトレンチコートのベージュにマッチすると気づいたファッショニスタ達は、一気にこの色の虜となった。今後も春夏らしい明るさを持つグリーンに夢中になる人は更に増えるだろう。
【style-arena.jp】Street Style 担当
Street Style 編集部
Tokyo Street Style