スタイルアリーナは一般財団法人日本ファッション協会が運営しています。

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2017.11.15

コラムVol.71『ストリートに彩を』

  • Category FASHION

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「秋のイメージを変える」

 

 肌寒くなり、人々の装いはすっかり秋使用になった。この季節に着たくなるカラーは、黒や茶色と、なんとなくダークで重くなりがち。しかし今年のストリートを彩るカラーは、少し違っているようだ。2017-18AWで注目なのは「ベイクドカラー」。くすんだ色合いで、原色やパステルカラーとは違ったロマンチックな雰囲気を持っている。“秋色”と言って思い浮かべる色に新たなジャンルが加わった。

 

 

 

「トレンドカラー」

 

 「ベイク」は「焼いた」という意味で、その名の通りこんがりと焼いたような“温もり”がある。それがコーディネートに“レトロ感”を漂わせてくれる。まさにベイクドカラーは“くすんだ色合い”と“レトロ感”を融合させた、トレンドを存分に楽しめるカラーといえる。

 

 

 

「新定番はピンク」

 

 ベイクドカラーの中で注目すべき色は「ピンク」。ピンクと聞くと、“ガーリー”をイメージしがちだが、ベイクドピンクは甘すぎず“レトロ感”や“モードな雰囲気”を添えることができる。またベロアやファーなどの素材とも相性がいいため、ストリートでは、シャツ、ニット、スカートなど大きめのアイテムで取り入れられることが多い。インパクトある素材でも、落ち着きのあるフェミニンなスタイルにまとめてくれる。さらに、グレーと合わせて甘めにしたり、黒を組み合わせて辛口にしたりと、色の組み合わせも万能だ。

 

 

 

 

 

 秋冬で思い描く色は、もはや茶や黒などのダークカラーだけではない。普段では着ないような色も、ベイクドカラーによってなじみやすい色へと変化した。トレンドカラーをおさえて“オシャレ”の幅を広げてほしい。

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