ヴィジュアル系ファッションとは、日本のヴィジュアル系バンドたちの衣裳から広まったものだが、そのスタイルは、ゴシックロックにルーツをもつものが多い。
日本では、そのヴィジュアル(メイクやファッション)面だけが受け継がれ、1980年代後半頃〜1990年代、音楽性とは関係ないところで、ゴシックを基調としたダークで中性的なファッションへと発展してきた。
2000年代に入ると、海外、特にドイツや北欧で日本のヴィジュアル系バンドたちが活躍しているというニュースが報じられるようになった。2005年には、ヴィジュアル系ヘアメイクでデビューしたドイツの「トキオ・ホテル」が、メジャーで大ヒットし、もはや世界的に日本のヴィジュアル系ファッションが知れ渡っていることを示した。
今や "Visual kei" は世界共通語となっているのだ。
今回登場する6人は、いずれも世界で活躍するヴィジュアル系ミュージシャンたち。この中の1人スウェーデンで活躍するSEIKEは、国境の垣根を越え音楽を愛する人達が一つに結ばれる音楽ネットワークグループ「Visual Unite」を創設し、世界に向け情報を発信している。Visual Uniteから1月15日に発売されるDVD「世界のヴィジュアル系バンドPVオムニバス『DNA -Do you have VK-DNA?-』」にも、SEIKE, Seb, Patrik, TSUOMASUの4人が出演している。