2020.01.16
小西麗のあれが好き 〜メガネ〜
- Category LIFESTYLE
小西麗のあれが好き 〜メガネ〜
目がよかったら、どんなにいいだろう。私の視力は、学校の視力検査で言うなら「D」。日常生活に支障をきたすので、メガネ、ないしはコンタクトレンズが必携だ。でも、メガネはテレビを見ながら寝転がるのに向いてないし、コンタクトレンズは寝る前に外して洗って、とっても面倒。目がよかったら、どちらも好きなときだけアクセサリーみたいにつけられるのに、なあ。
いまや女子のベースメイクの一部であるカラコンだけど、「度あり」になると選択肢が狭まる。乱視が入ると尚更なのだ。軽く探してみて、気に入りそうなものがなく、私はすっかりカラコンを諦めてしまった。
午前中だけ大学に行く日や、整体に行くだけの外出にコンタクトレンズを入れるのが億劫で、ついメガネを手にとってしまう。「とりあえず」というぬるい気持ちでかけているから、メガネの日は「オフ」の見た目になる。しかし、「オフ」の日、多いな。その頻度に気づいてしまった私は「おしゃれに気を使っているように見えるメガネ」をいくつか揃えて、数年前に初めて数万円の「良いメガネ」を作った。似合うメガネがわかってくると選ぶのが楽しい。メガネの日も引け目を感じなくなってくる。そうしてメガネのことを、だんだん好きになった。コレクションを少し紹介したい。
私は面長なので、レンズに丸みがある方がいいみたい。このシルバーの丸メガネ(写真1)は大学生の頃、よくかけていた。レンズが大きめで顔の余白を埋めてくれるし、シンプルなメタルフレームだからどの服にも合う。初めて作った「良いメガネ」はべっこう色のブロウ型(写真2)。メタルとセルのコンビフレームになっていて、ちょっとレトロな雰囲気になる。顔周りが締まるから、ハイトーンのヘアと相性がよい。いま一番出番があるお気に入りの1本は、淡いトーンのラウンド型メガネ(写真3)。ベージュのクリアレンズが嵌め込まれていて、これは間違いなく「おしゃれなメガネ」だ!という自負を持つことができる。ゴールドのメタルフレームが華やかでフェミニンなところもすき。メガネのつるの部分が細いと華奢な印象になる。
メガネを選ぶときは、ぜひ横顔をチェックして欲しい。店員さんにスマホを渡して動画を撮ってもらうと、より客観的に似合うものをセレクトできるのでおすすめ。メガネのように長く、頻繁に使用するアイテムを吟味すると日々の幸福度が上がること間違いなし。
モデル・ライター
Urara Konishi
ファッションモデルを経て、編集・ライター。三度の飯とブロマンスが好き。趣味はシール集めと模様替え。共著に『何処に行っても犬に吠えられる〈ゼロ〉』(百万年書房)、モデルから企画・編集を手がけたZINE『溶けかけのアイスクリームロマンス』。コンタクトはSNSアカウント記載のメールアドレス、もしくはアトリエMIRAIへ⇩