CFD TOKYOとルミネがコラボイベントを開催!
4月8日(月)から14日(日)まで、一般社団法人 東京ファッションデザイナー協議会(以下CFD TOKYO)とルミネがコラボイベントを開催した。新生活や出会いが増える方も多い4月に「ファッションとの新しい出会い」を提案するべく、日本のデザイナーを支援するルミネとCFD TOKYOが協業し、独自のフィルターを通して日本のデザイナーズブランドとファッションの良さを伝えていく。
注目の日本デザイナーズブランドが集まるポップアップストアが登場
新進気鋭の国内のデザイナーズブランドを集めたポップアップを実施。参加ブランドは「SAYURI TANEI」「PANORMO」「S Ö N」「 Ritsu」「JUN OKAMOTO」「FAD distortion」「AROL」「RE SYU RYU」「kwotias」「KoH T」の全10ブランド。
いずれもメッセージ性をもち、日本のモノづくりを具現化したような美しいアイテムだ。レディースのアパレルにくわえて、バッグやアクセサリーなど多種多様なアイテムがセレクトされ、多くの来館者の興味を惹きつけていた。
FAD distortion
kwotias
KoH T |
AROL |
Ritsu
スペシャルイベントも実施!
プロのスタイリスト「Yoshi Miyamasu」「市野沢 祐大」による
トークショー&シューティング
左から市野沢 祐大氏、Yoshi Miyamasu氏、ナビゲーターの石田 紗英子氏
目玉イベントのひとつとして、4月13日(土)と4月14日(日)の2日間、プロのスタイリストによるトークショーを開催。事前応募から選ばれた一般の方も参加することができるスペシャルなコンテンツだ。登壇したのは海外経験が長くモード誌で活躍中のYoshi Miyamasu氏と、アイドルグループ櫻坂46や乃木坂46の衣装デザイン、スタイリングを手掛ける市野沢 祐大氏。「僕らの挑戦」をテーマに、これまでにチャレンジしてきたことや有名雑誌の撮影の裏側、手がけた衣装についてなどさまざまな議題についてトークを繰り広げた。
イベント後半には参加者からの質疑応答を実施し、「ファッション業界を目指すために、今のうちにやっておくべきことは?」など彼らのキャリアや経験値への関心の高さが窺える質問が目立った。普段は直接聞くことができない貴重な話が聞けるとあって、参加者たちからもファッションに対するポジティブな意見が飛び交い、終始エネルギーのあるイベントとなった。
そんな貴重なトークショーの中から一部を抜粋して紹介する。
ー最近のチャレンジはなんですか?
Yoshi Miyamasu氏
海外在住が長かったのですが、最近のチャレンジは日本ベースでファッションを発信していくこと。理由としてはコロナ禍を経て、昨年は海外から2500万人を超えるお客様が日本へいらっしゃっていることが理由のひとつ。実際にさまざまな撮影部隊も、今は日本に来て多くの撮影をしています。
例をあげると先日はドバイの120万人フォロワーのインフルエンサーの方を日本で撮影したんです。日本のたくさんの面白いファッションブランドを着てもらい、アバンギャルドな日本らしい撮影を実施しました。映画で言うと”ロスト・イン・トランスレーション”のようなイメージです。そういった形で、今は日本から世界に日本のファッションの良さを発信していくことにチャレンジしています。
Yoshi Miyamasu氏が手がけた雑誌誌面を紹介 |
Yoshi Miyamasu氏が手がけた雑誌誌面を紹介 |
ーどのような経験を経て、今のキャリアを積み上げてきましたか?
市野沢 祐大氏
スタイリストの駆け出しの頃は、専門学校を出て当時二十歳なわけですが、お金がないのですぐにスタイリストアシスタントができなかったんです。そこでロケバスの運転手を2年間やりました。雑誌編集の方だったり、モデルさんやスタイリストなどを乗せていたんですが、それこそMEN’S NON-NOやPOPEYEなどの雑誌に関わる方たちが多かったですね。
なぜやったかというと、誰よりも道を知ることができて、誰よりもプレスルームの場所を覚えることができるから。これは自身にとって強みにもなるとスタイリストの先輩にも言われましたね。そして土日はスタイリストアシスタントをやって。撮影が終わった後は、当時は飲みニケーションの機会も多くあったので大御所のスタイリストの方はもちろん、たくさんの方と繋がりをもつことができました。どれだけ朝まで飲んでも、翌朝早くから仕事には必ず行くみたいな(笑)。そんな時代でした。今でもその時に出逢った先輩たちとは会いますし、当時のハードワークな経験や繋がりは今も活きていますね。
市野沢氏が手がけた、23年の紅白で乃木坂46 が着用した衣装 |
市野沢氏が手がけた、読売巨人軍公式チアガールのチアユニフォーム |
そしてトークショーの後には、スペシャルフォトシューティングイベントを実施。スタイリングをYoshi Miyamasu氏と市野沢 祐大氏、メイクは世界を代表するメイクアップアーティスト「RYOKO USHIO氏」、フォトグラファーはクリエイティブディレクターも務める「小島 美礼氏」だ。
豪華な面々で行われた貴重なイベントは、新宿ルミネ2に訪れた一般の買い物客や通行人らの注目も集め、東京の主要ディベロッパーである『新宿ルミネ2』で実施した意図も垣間見えた。日本のデザイナーを支援するルミネとCFD TOKYOのタッグだからこそうまれた、新たなファッションの提案は多くの人に届いたことであろう。
当日は花王の新ヘアケアブランド「melt」をプレゼント
本イベントは、休みながら美しく“休息美容”をコンセプトに掲げる花王の新ヘアケアブランド「melt」が協賛しており、参加者へmeltのお試しサンプルが配布された。販売開始メインは4/20からとあって、配布されたサンプルに参加者からは「嬉しい!」と笑みが溢れていた。
CFD TOKYO 一般社団法人 東京ファッションデザイナー協議会
CFD TOKYOは日本を代表するファッションデザイナーの団体。1985年7月、三宅一生を代表幹事に、川久保玲・松田光弘・森英恵・山本寛斎・山本耀司の6人を発起人として、多くのファッションデザイナーが集まり発足。
以降20年にわたり、春夏・秋冬の年二回、東京でファッションショーを主催。東京をNY・ロンドン・ミラノ・パリと並ぶファッション都市として発展させ、CFD TOKYOはファッションデザインの分野で、企業・政府・自治体・団体・ファッションの専門家などと連携し、日本のファッションデザインとビジネスの発展、新人の育成、社会への貢献を進めている。
公式サイト:https://cfd.or.jp/
melt
休みながら美しく“休息美容”を提案する花王の新ヘアケアブランド「melt(メルト)」。花王のヘアケア事業変革の第一弾としてスタートするmeltは2024年4月20日から販売開始となる。すでにSNSでも注目を集めており今後の展開にも期待したい。
公式サイト:https://meltbeauty.jp/