韓国のリアルトレンドリポート -ソウル編-
トレンドを牽引する存在として、日々世界から注目される韓国。そのトレンドの幅は、ファッションはもちろん、韓国コスメやメイク、カフェ、フード、アート、建造物…どこをとっても、センスや新しいアイディアに溢れている。そして驚くのはその移り変わりのスピード感!
では一体、今の韓国でのリアルなファッショントレンドはなに?最新のトレンドスポットは?どんなメイクが流行っているの?そんな韓国の最新情報を読者の皆さんにお届けすべく、今回スタイルアリーナ編集部は世界的にもトレンドの中心である「ソウル」の街で徹底取材。
リアルに街で見かけたMZ世代のおしゃれな人やショップへの取材を通して、今すぐ参考にできるトレンドヒントをご紹介。韓国に遊びに行く予定がある方も、韓国のリアルトレンドが気になる方も、是非チェックしてみて。
【今最も熱いスポット『聖水(ソンス)』はマスト】
今、最も熱いと話題のエリア『聖水(ソンス)』。元々は繊維や靴などの町工場が並ぶ一帯でしたが、再開発によりアートカルチャーの街として有名になり、徐々にファッションブランドのショップ、カフェ、ギャラリーらが増加。今や若者たちのホットなトレンドスポットとして注目されています。
そんな聖水には、おしゃれな複合施設やコンセプトショップ、セレクトショップ、ブランドのショップが目白押し。今回は中でも編集部のおすすめスポットをピックアップ。
LCDC SEOUL
2021年にオープンして以来、話題の複合施設「LCDC SEOUL」。ファッション、ライフスタイル、カフェ、バーで構成され広い空間の中にさまざまなブランドが集結している。1階にカフェ「EPHEMERA」、2階にはセレクトショップ「SHOP LCDC」、3階はテナントエリアとなっており雑貨のおしゃれなショップやポップアップショップが沢山。お土産にもピッタリなアイテムを是非探してみて。
1F CAFE EPHEMERA
2F SHOP LCDC |
ファッションアイテム、ホームグッズが揃う |
ファンも多いオーガニック石鹸ブランド「hanahzo(ハンアジョ)」
カラフルでさまざまな種類の石鹸が、目にも楽しい
ポップアップスペース
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MO-NO-HA
漢南洞にもお店を構える、洗練されたモダンなアイテムが人気のライフスタイルショップ「MO-NO-HA(モノハ)」。
ギャラリーを兼ねており、ショップコンセプトは”余白の美しさ”。その名の通り広々とした空間の中には、オリジナルのアパレルやセレクトされた陶磁器、日本でも流行中のお香などが揃う。
お茶が飲めるスペースも備わっており、ゆったりと時間が流れる心地よい空間。つい自分へのご褒美を見つけたくなる素敵な場所です。オリジナルのかわいいアパレルアイテムの、お値段がお手頃なのところも編集部オススメのポイント。
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SATUR
2020年ソウルでスタートした「SATUR(セター)」は、土曜日のようなゆとりあるリラックスした感性をベースにコンテンポラリーなリゾートルックを提案するファッションブランド。
メンズのイメージが強いですが、ウィメンズの取り扱いもある人気のブランドです。日本でも注目している人も増えており、気になる人は是非チェックしてみて。
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【韓国ファッションの大本命。進化した『ストリートスタイル』】
世界のファッションシーンを牽引する、韓国のファッショニスタたち。そして韓国アーティストやアイドルのみならず、道ゆく人々のセンスの高さに驚かされるのがソウルの凄さ。
今回はストリートスナップや街で見かけた感度の高いファッションラバーたちのスタイルを通し、今の韓国でのリアルトレンドと、ネクストトレンドのヒントを探ってみました。
目を引くおしゃれなコーディネートの方達から共通して見えてきたのは、日本でも人気のストリートスタイル。見かけた中でも編集部が気になったアイテムはこちら。
・ナイロン素材のカジュアルなワークパンツやワークボトム
・女性のスウェット素材のハーフパンツスタイル
・世界的に人気のadidasのSAMBAをはじめとした”ローテクスニーカー”
・日本のモノ作り技術が結集したASICSや、Salomonの”ハイテクスニーカー”
・ヘソ出しは当たり前のミニ丈トップス
・ローライズのブーツカットデニム
などなど..
日本でもよく見かけるY2Kスタイルやアイテムですが、トータルのスタイリングバランスでちょっと周りと差のつくコーディネートに昇華させ進化させることに長けている方々が多くみられました。
中でもハーフパンツにハイソックス、女性らしいヘルシーな肌みせスタイルにローテクスニーカーやワークボトム、友達同士でのワントーンコーデ&シミラールックなど、今すぐにでも参考にできるスタイルやファッションポイントは必見。
【女性も男性も!メイクのトレンドは、絶対『ブリーチドブロー』】
今回のソウルトレンド取材の中で、おしゃれな人たちのメイクにも注目。最も印象的だったのは、眉毛を金髪にブリーチした通称「ブリーチドブロー(블리치드 블로우)」。2022年から海外のセレブやアーティストの間でブームとなり、韓国アーティストの中でも流行中のブリーチドブロー。韓国芸能界で代表的なブリーチドブローのスタイルは「WINNER」のソン・ミンホ氏。
そのセレブやアーティスト界隈での流行が、韓国のリアルなファッショニスタ達の間でも常識となりつつあるのです。現にストリートスナップをさせていただいた方達に加えて、撮影できなかった有名セレクトショップやアパレルブランドの店員さんたちも、男性・女性問わず多くの方がこのメイクを取り入れていました。
日本ではまだ、とても流行っている印象は薄い「ブリーチドブロー」。これからはより、日本国内でもトレンドになるかも?
いけてるセレショHeights. Exchangenの おしゃれなスタッフ |
スナップに協力してくれたおしゃれなカップルの 男性もブリーチドブロー |
【ソウルのトレンドが凝縮した百貨店『ザ・現代ソウル』】
汝矣島(ヨイド)に2021年2月にオープンした、ソウル最大級の百貨店「ザ・現代ソウル(THE HYUNDAI SEOUL)」。地上6フロア、地下2フロアで構成されソウル最大級という約9万㎡という売り場面積を誇り、見て回りきるには半日以上はかかる見どころ満載のホットスポット。
見どころは5Fの広大で緑に溢れるSounds Forestフロアや、地下1階のフードコート&食品館で賑わうTasty Seoulフロアもさることながら、トレンドを知るにはここはマスト!と言われる理由のひとつは地下2階「Creative Ground」エリア。
韓国のエネルギッシュで勢いのあるストリートブランドを中心に構成されており、尚且つポップアップのように定期的に入れ替えられ鮮度の高さはピカイチ。きっと気になる新しいブランドに出会えるこのフロア散策は、ファッションラバーは心踊ること間違いなし。
ブルーを基調としたレコードと本のショップ「LSR×STILL BOOKS」
弘大に拠点を構える、ストリートセレクトショップ「Heights. Exchange(ハイツ)」
日本でも大人気の「Matin Kim(マーティンキム)」
NEW YORK コレクションへも参加した「FROM WHERE(フロムウェア)」
韓国の人気ストリートブランド 「thisisnaverthat(ディスイズネバーザット)」 |
世界的グラフィックアーティスト 「VERDY」のアイテムも陳列 |
5FのSounds Forestフロア(写真のオブジェは取材時の期間限定)
目にも足にも優しい、グリーンが豊富なエリア。カフェやご飯屋さんなど一息つけるお店が沢山。そして今回紹介できていませんが、このフロアは韓国の子ども服やキッズアイテムも取り揃えています。なお、5階には免税カウンターがあるので、手続きがてら緑に癒されて休憩するのもとってもオススメです。
最新情報は公式サイトをチェック!
次回は「釜山編」をお届け予定!
今回の最新!韓国リアルリポート、ソウル編はいかがでしたでしょうか?Instagramや雑誌の情報以上に韓国の街で体感するエネルギーは圧巻です。
韓国の第一の都市ソウルはトレンドの最先端であることはもちろんですが、第二の都市と言われる「釜山」も注目を集めていることを知っていますか?
おしゃれなカフェ通りや未開拓のファッションブランド、セレクトショップがあるとファッション好きが密かに通っている都市、釜山。そして海に囲まれ海鮮フードも最高なんです。ソウルにしか遊びに行ったことがないという方も、ぜひ次回の釜山編もチェックしてみてください。新たな扉が開けるかも?