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FASHION

コラムVol.123『防寒性と機能性を兼備したキルティング』

 

 

海外生まれの室内装飾がファッションに

 

 

そもそもキルティングは、家でできるステッチ・パッチワークのようなイメージが強いが、もともとはエジプト・ロシア・中国などで防寒用、敷物として作られたのが始まり。その後花柄などが衣料品や室内装飾の一部として広がりはじめた。保温性に優れ、丈夫で長持ちすることに加え、軽い為幅広く使うことができる。昨今の「機能性重視」なファッション業界が目をつけても不思議ではない。

 

 

現在は、格子柄・縦ライン・波柄など、さまざまな形のステッチが施されたキルティングデザインも増え、コートはもちろんバッグやポーチなど、日常のアイテムにも広がりを見せている。一見すれば「ダサい」、「年寄りっぽい」などと揶揄されそうなデザインが、ミレニアル世代には新しく映る。今後キルティングはボトムスにも展開するだろう。新たなデザインの登場にも期待したい。