Youは何しに下北沢へ?
@下北沢

近頃、新宿・原宿・渋谷以外の繁華街でも外国人の姿をよく見かけるようになりました。
集まる理由には、観光スポットなら景色や文化・和食など、繁華街ならファッションや日用品の買い物、街のネオンとあふれる人々といったところでしょうが、下北沢を訪れるオシャレな外国人たちは、いったい何の用事があってここに来たのかをスナップを撮りながら調査してみました。
アジアの人たち(特に中国の人)は古着を着たり買ったりする習慣がなく、オシャレな人といえども下北沢とは一番無縁な感じがしますが、本人に聞いてみたところ、下北沢の路地裏やレトロな街並み、そこに集まってくる古着コーデの人たちの雰囲気が好きだということを理由にあげていました。自分では古着は買わないそうですが、新品で古着コーデの雰囲気を出しているようです。また、中国のSNS「小红书(小紅書)」でも下北沢の古着屋は有名だとか。
スイスから来たという映像クリエイターの女性は、アニメやキャラクターグッズを含む日本の文化が好きで、以前にもGoogleで調べて来たことがあるそうです。その時の印象が良かったのでまた来てみたとのことです。古着やKawaiiグッズを探し歩いていました。
ドイツからの3人組は、その中の1人が4回も日本に来ていて、Googleで調べて古着が可愛いかったので友人たちも連れてきたそうです。
ヨーロッパにも古着はありますが、日本の古着屋のセレクトが好きなようです。
最後のモデルの方は、やはり古着目当てで、KINJI下北沢店を目指して来たそうです。
いずれの方も、下北沢といえば「古着ファッション」との認識があり、それはGoogle検索やSNSを通じて世界中に広まっているようです。
また、以前より日本の古着バイヤーの評価は高く、欧米などへ買い付けに行く際、その雑多な中からチョイスしてくる眼織もさることながら、実際にコーディネートした時にどう映るかなども想像した上で仕入れてくるため、店舗でディスプレーされた時にも、その世界観が伝わりやすい。こういった古着文化は日本ならではのものらしい。
The staff for this project are :
Director : Kawaguchi Shino, Photographer : Hineno Tetsuya